英単語英熟語勉強法

風は海から

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語学力の優劣は、最終的には、
語彙力によって決まるといわれていますが、
受験英語も、その例外ではありません。

つまり、
どれだけ多くの英単語や英熟語（イディオム）を、知っているかによって、
学力が決まってしまいます。

いいかえれば、
英語ができるかできないかは、
この英単語・英熟語の知識いかんで決まる。

このように言うこともできるのです。

だから、英語の本当に不得意な人は、
まず第一に（First and foremost）、
英単語・英熟語をマスターしなければならない
のです。

英単語・英熟語必勝勉強法のポイントは、

①文単位で覚える

②音声付きで覚える

この２点にあります。
文単位と音声付きです。

英単語・英熟語は,
次の二つをくり返すことで、マスターできます。

１　英単語英熟語を覚えるときは、
短い例文を丸ごと覚える

これをやる時は、
２　WalkmanやiPod等を利用して、
音声付で何回も繰り返し徹底的に勉強する

英会話の練習にもなるし，
リスニングの訓練にもなる。

これを、”一石二鳥学習法”といいます。

もう聞き飽きたという程になるまで、
これをくり返す。

もう聞かなくても英語が出てきます、
というレベルになるまでくり返す。

そこまでいけば、
はっきりとした数字（偏差値）となって、
結果が出てきます。

英語勉強法をひとことで言うと、こうなります。

あとは実行するかどうか、だけです。

英語のできない人、不得意な人は、
この英単語・英熟語で、
つまずいている人が大半です。

逆に、英語を得意としている人は、
英単語・英熟語の知識が、
はんぱではありません。

英語のできる人というのは、
英単語や英熟語を、
よく知っている人のことなのです。

英単語や英熟語をよく知っている人は、
その二つのものを勉強する過程で、
英語の語法や英文法をを、
同時に理解してしまっていることが多い。

勉強している間に、
同じような文法用語や語法が、
頻繁に出てくるので、
自然に覚えてしまうのです。

最初から、無理に、
文法用語などを覚える必要はないと言ったのは、
この事でもあるのです。

こういった、
いわゆる英語を得意にしている人たちの、
英語の語彙力増強の仕方には、
一つのパターンがあります。

ヌルハチも、
この勉強法を実践した者の一人です。

本気で英語の偏差値UPを目指す人は、
この英単語・英熟語勉強法を実践すべし。

この英単語・英熟語勉強法のおかげで、
英語の成績は、高偏差値で安定していた。

ヌルハチの偏差値を見れば、
このことはすぐ分かります。

だから、証拠として偏差値も載せておきました。

国語の成績は爆発型であったが、
英語の成績は高値安定の、安心型であった。

英語の学力は、
いったん高レベルまで押し上げると、
平均して好成績をおさめることができる。

英語の学力とは、そういうものです。

ヌルハチは、
英語の成績にはあまり目をやらなかった。
模擬試験の成績表を受け取った時なども。

英語で、
ひどい成績をとる事などないと、
分かっていたから。

だから、
入学試験や定期テストで、
いい成績をとろうと思ったら、
英語の勉強に力を注ぐのが、
賢明な勉強法なのです。

いつも、いい点が取れるんだから、
英語は。

正しい勉強法で、まじめにやれば。

そして、その英語勉強法の中心にあるのが、
英単語と英熟語なんです。

だからやればいいんですよ、
ヌルハチのまねをして。
英単語や英熟語の勉強も。

この勉強法の延長線上にあったのが、
英検１級・TOEIC920なんです。

英語そのものの土台になったのは、
受験英語で培った英語力です。

受験生時に覚えた英単語、英熟語のおかげで、
英語に関しては、
その後の人生でも、
あまり困ったことは無かった。

それだけ大事なことなんですよ、
英語勉強における、
英単語・英熟語の知識というのは。

Get down off your high horse
and apologize.

例えば上のような英文が、
いきなり出てきたらどうだろう。

現在の英単語・英熟語の知識で、
正しく訳すことができるだろうか。

また、英文の一部が、
穴埋め式の問題になっていたとしたら、
正解の英単語を、
補充することができるだろうか。

英語の熟語（イディオム）問題は、
知らなければ、
いくら考えても、答えは出てこない。

だから、これはもう理屈抜きで、
覚えてしまうしかない。

これが、英単語・英熟語勉強法の真実です。

冒頭の例文の、
Get down off your high horse
は、
「威張るのはやめろ」という意味であり、
例文全体としては、
「威張るのはやめてあやまれ」
という意味になります。

また、
Don't ride the high horse.
（お高くとまるな）という表現もあります。

これは、
英単語や英熟語の重要性を示す、
一つの例に過ぎません。

英語にはこういったものが、
無数に存在します。

だから、
できるだけ多くの英単語・英熟語を、
覚えてしまえばいいわけなんですが、
その時に、きわめて有効なのが、
最初に掲げた勉強法なのです。

英単語や英熟語そのものを、
念仏のように唱えて覚える方法もありますが、
このやり方はあまり効率的ではないし、
勉強法としては賢明ではありません。

なぜなら実際の英語や英会話の中で、
どのように使われるのかが分からなければ、
英単語や英熟語の知識は、役には立たないし、
役に立たないものは、
知らないのと同じことになるからです。

このことは受験英語でも大事ですが、
英会話に関しては大きいです。

日本人で、
英単語は知ってても、
英語が話せない人多いですね。

なぜ話せないか、わかりますか？

答えは、
英語の単語だけ覚えて、
その単語が使われている、
例文で覚えていないからなのです。

実際に、
どう使われるのかが分からないのは、
知らないのと同じ。くり返しになりますが。

使い物にならない英語なんて、
何の役にもたたないし、
知らないのと同じです。

役に立たない英語を覚えても、
英会話ができるようにも、なりません。

ニュースでもいってますが、
大きな会社でも、
英語の公用語化が始まったので、
使える英語、話せる英語でなければ、
社会に出て通用しません。

枝葉末節にこだわって、
誤った英語や英単語の勉強をしていても、
いつまでたっても、
英語ができるようにはならないし、
英語の成績や偏差値が、上がることもない。

大事なのは、
重要英単語や英熟語を含んだ、
基本例文であり、
これをマスターしないかぎり、
英語力の向上はあり得ません。

これが、賢明な英語勉強法の神髄です。

この勉強法を実践できる人が、
英語の得意な人であり、
最終的には、英語の勝者となります。

これを、
究極の英単語・英熟語勉強法といいますが、
完璧に実行するのは、かなり困難です。

しかし、忠実に実践した者には、
その見返りとして、
英語勝利者という栄冠と称号が、
待っているのです。

⇒英単語英熟語参考書

英単語・英熟語勉強の参考に、
例文を少し載せておきます。

It is idle to expect help from him.
(彼の援助を期待しても無駄である）

このidleは「無益な（＝useless)」、
という意味ですが、
このような例文で覚えてしまうのが、
英語の語彙力をつける近道となります。

訳し方の例としてもう一つ。

Is it the case that he is going abroad ?
(彼が外国へ行くというのは本当ですか）

the caseは「実情」という意味ですが、
和訳する場合は上のように訳します。

これも長十云うところの、
日本語としておかしくない訳ということ。　

いつもいつも辞書に書いてある訳が、
そのまま使えるわけではありません。

長十が出てきたから、
長十の十八番（おはこ）の例文も、おまけだ。

He was lying on his idle bed.
(彼は怠けてベッドで寝ていた）

長十の授業は面白かったな。
「彼は彼の怠けベッドで寝ていた」と、
声色を交えながら、わざと下手に訳して、
学生を笑わせていたよ。
さすが、
「駿台の頭光男」の名に恥じない光り方だった。

英語の苦手な人は、
こんな例文を覚えていけばいいわけです。

その数が増えていけばいくほど、
英語の点数も偏差値も上がっていきます。

何れにしても、
最初の第一歩をふみ出さないことには、
何事も始まりません。

何もないところからは何も生じない
（Nothing comes from nothing.）
のです。

近い将来、
英語を話さなければならなくなる時が、
必ず来るので、
受験勉強法ということに限らず、
英会話という観点からも、
このことには、特に力をいれてください。

しつこいようですが、
英語の得意でない人は、
ここだけでも、真面目にやってくださいね。

何ひとつ真面目にやらないような人には、
なんの結果も出ません。

受験勉強は、やった者勝ちです。

以下のような英語を数多く覚えていくことで、
英語そのものの能力も向上する。

In for a penny,
in for a pound.
（毒を食らわば皿まで）

Jude the Obscure
（日陰者ジュード）

My computer used to be
a big thorn in my side.
（私のコンピューターには大いに悩まされた）

a spell of bad luck
（不運続き）

They are much of an age.
（彼らはだいたい同じ年齢だ）

上に掲げた英語はよく使う表現だけど、
こういったレベルまで語彙力を持っていくのにも、段階を踏んで学習するのがいい。

単語も熟語も、
初歩から始めて、
だんだんレベルを上げるんだね。

まわりくどいようだけど、
実はこれが一番効率的なんだよ。

急がば回れ（More haste, less speed.）だよ。

単熟語は以下のものから選んでやれば、
日本の大学なら、
どこでもなんとかなるでしょうね。

英語不得意者が味わう悲哀と悲惨