東京大学勉強法

偏差値82.1の勉強法
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東京大学は名実ともに日本国内ではナンバーワンと目されている大学であるが、
偏差値的には数学の偏差値が高くないと合格はむずかしいが、
英語・国語・社会に関して言えば、
他の大学、例えば早稲田や慶応のトップの学部とくらべて、
偏差値が抜けて高いというわけではない。

東京大学文科Ⅰ類の偏差値ひとつをとっても、以前は他大学の偏差値と比べて抜けて高かったが、近年はその差が縮まりつつある。

文科系トップの学力の学生のみが受験する大学であったので、
東京大学文科Ⅰ類の難易度は偏差値の数字以上の難しさがあった。
安全策を取って文科Ⅱ類を受験する人もけっこういたからね。

文科系の東大文Ⅰ、理科系の東大理Ⅲ。
この二つの学部はまさに日本の大学の偏差値王であり、
他の大学の追随を許さない存在であったが、
現在は以前ほどの存在感はなくなってきている。
総理大臣も出せない大学になってきているからね。

ただ毎年東京大学に入学するであろう数十人の学生は、
きわめて優秀であろうと推察できる。

東京大学に入学したからには、その数十人の中に入れるよう日夜勉学に励んで欲しいが、
合格したことにほっとして、その努力を怠ってしまう人も多い。

もともと文科系の学力では他の大学とくらべて圧倒的に高いというわけではないので、
日々の精進を怠ると実社会に出たとき思わぬことで足もとをすくわれる事もあるので要注意。

以下で簡単に東京大学合格のための勉強法の注意点を記しておく。
東京大学志望の諸君は熟読することを奨めておく。





1 数学の偏差値を上げる

東京大学合格のためには数学ができることが必須である。
このことは国公立大学一般について言えることだが、
東京大学合格のためには、
数学ができると圧倒的に有利である

逆に数学ができないと、他の科目が高偏差値でも東京大学受験においては苦杯をなめる可能性がある。
これはヌルハチの偏差値を見ればよくわかると思う。

偏差値の数値上、あるいは席次の上では落ちない成績であったが、現実には不合格となった。
数学に致命的な”欠陥”があったことが、偏差値通りの結果にならなかった第一の原因である。

他の科目で満点を取るのは難しいが、数学ならそれが可能である。
ここで他の受験生に差をつける、これが東大生となっている学生の特徴であり、
英語・国語・社会の学力がそれほど高いわけではないのに東京大学に合格する者もいる理由でもある。

鬼に金棒という言葉があるが、
東京大学合格に限って言えば、
数学得意の東大受験者は圧倒的に有利でまさに"鉄板"レベルのアドバンテージがあるということができる。
東京大学合格は数学で決まるのである。


 東大数学で1点でも多く取る方法 文系編 増補版  東大数学で1点でも多く取る方法 理系編 増補版    

2 不得意科目を作らない

はじめにも書いたが、東京大学の学生の学力や偏差値が必ずしも全科目でずぬけて高いわけではないが、東京大学に合格する学生の学力には一つの特徴がある。
東大生の学力に"穴"がないのだ。

東京大学に合格するためには、別に全科目で抜けた偏差値を取る必要はない
これは実際に東京大学に合格している学生の成績を見てみればわかると思う。
全科目で優秀な人もいるが、東京大学の学生全部がその範疇に入っているわけではない。

ただ、ずぬけた成績の科目はないとしても、
偏差値の低い科目は一つもなく平均して出来がいい。

これが東京大学に合格するための最低条件になる。

ヌルハチの受験生時代にも、少し失礼な言い方になってしまうが、あまり"迫力はない"が東京大学に合格した人が結構いたが、
そういった東京大学合格者はほとんど例外なく、"不得意科目"というものがない人たちだった。

つまり、東京大学に合格するためには、

英語・国語・社会でそこそこの偏差値を取り

数学で高偏差値を獲得

できれば、東大合格の二文字が見えてくるということになる。

一見奇異に映るかもしれないが、
これが究極の省エネ東京大学勉強法になる。

これはあくまでも一般入試の東京大学二次試験について述べたもので、
その前のハードルであるセンター試験で苦杯を味わうことのないよう、
基礎力の充実に努める必要があることはいうまでもない。





東京大学の英語

2011年の東京大学前期試験の英語問題について簡単に触れておく。

東京大学の英語問題全体を通して感じるのは、リスニング問題の大きな存在感だ。

分量も多く、放送される英語のレベルもかなり高度で、この問題に対しては十分な対策を練って練習しておかないかぎり、合格点を取るのはきわめて難しい。

このレベルのリスニング問題を得意にしている人と、そうでない人とでは、最終的にはかなりの得点差が生じる。
おまけに、英文自体もかなり高度なものであるから、リスニングの問題とは言っても、英語の長文に対する対応力も含まれるものになっている。

東京大学の英語はむかしからこういうものが多かったね。というよりもそれが普通だった。小手先だけのものでは通じない。

徹底的なリスニング対策を講じないかぎり東大英語の突破はきわめて難しい

基本的には、DUOとか速読英単語上級編のCDをくり返し聴いて、耳をきたえながら同時に英文そのものを頭に叩き込んでしまうことが最初にやるべきことだ。

これができれば英語の能力そのものがかなり高くなっているので、あとは東大リスニング向けの教材で実戦形式に慣れておくという段階になる。

東京大学の場合は2次試験の受験科目が多いので、例えば慶應大学受験のように英語ばかりに時間を割いてはいられないので、どの程度のところで英語を切り上げるかの見きわめが重要になる。

数学で高得点をめざしたほうが合格の確率は断然高いからね。

1(A)は大意要約。

大意要約は英語長文問題でも取り上げているけど、key sentenceを見つければかたがつく。
第一パラグラフで言えば、

Science courses should instead be organized around content rather than academic field.

がそれであり、あとは後の段落に付け加えるべきものがある場合は付け足して、指定文字数以内で要約すればいいだけのことだ。

1(B)は段落整序問題。

英語の文章は平易である。こういった段落の並べ替えの問題は、前後の文脈から判断するのが基本になる

最初の段落に注目して、この問題文の主題が、主人公の少年の将来と世界の未来についてであることを読みとることができれば、段落の構成を決める上で大きな武器になる。

ただし、この手の整序問題は段落単位での並べ替えであるだけに、かなりの困難さを伴う。

1(C)省略

は英作文。

英作文の注意点は2つ。

①構文の誤りを犯さない。
②綴り(スペル)を間違わない。


この2つに注意した上で、指示された条件のもとで正しい英文を書けば合格点はもらえる。





(A)は対話形式の補充英作文になるので、2人の対話者の話の流れに注意する必要があり、作話能力、つまり話を作る能力も必要とされるので、厄介なところはある。

(B)は条件付自由英作文。
 
条件付英作文の場合は、指示を守って正しい英文を書くということに尽きる。

こういう場合に役に立つのが、すでに蓄積してある英語の例文だ。
例文の数は多ければ多いほどいい。いろいろな場面に応用できるから。

文法上の誤りはないので、減点される恐れはない。時制等に注意すればかなりの得点はできる。

予備校などで出している模範解答を見れば分かると思うが、ノーベル文学賞というほどの英文ではない。あの程度の英作なら、英単語や英熟語の例文をつなぎ合わせてもできる。

ただし、これが出来るためにはかなりの数の例文を覚えていないと無理だ。
だからできるだけ多く例文を覚えなさいということだ。

英語の力は、単熟語とそれを含んだ例文の数で決まる
このことは、東京大学受験者にはいう必要もないと思うが、くり返しておく。

リスニング。

リスニングの問題は、試験開始の5分程前に質問文に目を通しておく必要がある。
質問文自体の量がかなりあるので5分程度は必要であろう。

1回目の放送の時に質問文をチェックして、ポイントとなる単語に印をつけておく
2回目の放送で確認するという方法をとる。

これがリスニング問題解答の基本になる。

4(A)誤文訂正問題。

これは文法的なものや構文解析の能力を問うものである。
例えば(2)は、文章の構造が複雑なために、やや難解な問題になっているが、

The sacrifices that the two countries have been told they must make
to restore stability to the world economy are almost if not completely
the opposite of each other.

茶色の部分が英文のメインであり、青色の部分は修飾に過ぎないということがわかれば、
上記の文章が本来の正しい英文であるということが分かる。

この問題は、文の構造が分かればすぐに答えがでる。

4(B)下線部和訳問題。

(3)以外はごく普通レベルの和訳問題だ。
(3)はそもそも試験問題としてふさわしいものなのかに疑問符がつく。こういった問題はたいていの人が出来ないので、解けなくても気にしないで先に進むこと。





みんなができない問題は、出題されていないのと同じで点差はつかない。致命傷にはならない。

(1)は
are most commonly presented in terms of technological inventions
の部分が解ればそれで終わりというものだ。

most commonly presented(普通に表現される)
in terms of technological inventions(技術上の発明という観点から)

(2)はちょっと厄介で、
with its obvious puzzle-solving appeal, can only be guessedd at
withcan only be guessed atの訳し方で得点が決まる。

withの基本の意味は「~を持って」という意味であるが、「明らかな謎解きの魅力を持って」ではいかにも日本語としてこなれないので、「明らかに謎解きということが魅力になっている(推理小説)」のように訳す。

can only be guessed atは、あまり英語が得意でない人にはなじみが薄い表現かもしれないが、このような受身形を使った英語表現は多用される。
訳す場合は、能動態に直して訳すと日本語として自然なものになることが多い
can only be guessed at(推測するしかない、推測の域をでない)

長文読解問題。

分量の多さに圧倒されるが、英文が長いから難しいというわけではない。
人称代名詞に注意して読み進んでいけば、それほど難解なものではないことがわかる。
むしろ”ただ取り”に近いおいしい問題もあるので、そこで点を稼がなければならない。

まず1(a)のAnyone there ?  直前に someone called outとあるからすぐわかる。

それから(4)のobtain
come by(手に入れる)を知っていれば一発で正解。

(6)のpossibly
この文脈では、that could not possibly exist in nature(自然界では存在しえない)
以外あり得ない。またこの英語表現はよく使われるものだ。

(7)のhoped
ここはaskedも候補になるが、前にinvitationとあることからも、hoped for(望んだ)となる。

(10)のHearing what she said
atには、「~を見て、聞いて」と、原因・理由を表す用法がある。
前文に、she could recite whole verses of Shakespeare とあることからも類推できる。

圧倒的な分量の長文問題でも、このようにほとんど考えることもせずに解答できるものもある、
入学試験では、このような問題をすばやく見つけて確実に得点するということも必要になる。
東京大学の入試問題においても、
このようないわば"ただ取り問題"が出題されることもあるので覚えておこう。





東大突破英語赤門直行便

東京大学の英語は、一部反射的に答えがでるタダ取り問題も含まれるが、全体を通して評価すると、受験生の思考能力の有無を試す問題が多い。

難易度的には平均以上のものであり、特にリスニングの問題は東京大学のリスニング向けの訓練をしていないとかなり厳しい。

打倒東大英語ということで東京大学英語特化の参考書を掲載する。
このレベルの英語に対応できないと東京大学の英語で合格点は取れない


東大の英語25カ年[第7版]   東大の英語リスニング15カ年


 大学入試パーフェクトリスニング (Volume2)    灘高キムタツの東大英語リスニング


 英語長文レベル別問題集 6(難関編)   やっておきたい英語長文1000   

Superb.

 DUO 3.0    DUO 3.0 / CD復習用   速読英単語(2)上級編

全解説頻出英文法・語法問題1000


以上、かなり厳しい文言が入ってしまったところもあるが、これは東京大学に対する日本国民全体の期待に対して、真剣に応えることのできるような東大生になってもらいたいというヌルハチの期待と要請の表れであるとということで理解して欲しい。

2012年、京都大教授の山中伸弥さんが、
体のあらゆる細胞になることができる人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発に成功してノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった。

偏差値や学力の上では日本一の大学であるはずの東京大学も、
卒業生のその後の活躍などを見ると、
ノーベル賞受賞者の数などからも明らかなように、
実社会における実績ではいまひとつの感が否めない。

これは日本一の大学に入学したという安心感・満足感・達成感に酔って、
その後の努力に足りない面があることが大きく関与しているように思う。

努力に勝る天才なし。
東京大学を目指す諸君にもこの言葉を贈っておく。
東京大学卒の名前ばかりではノーベル賞は到底無理だ。

東京大学の失速・凋落はそのまま日本の社会全体の没落につながる。
このことに多くの日本人が気がつかないままでいると、
日本は再起不能に陥る可能性さえある。
日本の社会においては東京大学の占める位置はそれだけ大きいのである。





最後にしつこいようであるが、
東京大学合格の決め手は数学にある
ので、本気で東京大学を目指す諸君は数学猛特訓だ。


数学だけはヌルハチもあまり大きなことが言えないので、
英語・国語・日本史・世界史は偏差値下克上男ヌルハチに任せて
東京大学合格のための数学勉強法は大御所にでも訊いてくれ。



東京大学文科一類
一次で沈没した灘高くん



男は黙って文科一類!
ヌルハチの東京大学物語



駿台で見た東京大学理科三類転向男


東京大学文科一類現役合格者の実力!


東京大学を"卒業"し始めた日本社会


東京大学入試に出た英語のことわざ


英検1級VS東大英語


合格の花道


勉強に必要な自分なりの創意工夫!


緻密過ぎる学習計画は挫折する


学力トップ層の特権!参考書複数主義


必要な勉強時間は人により異なる


英語脳の育成が成功につながる


動詞がわかると英語が見えてくる


模試や偏差値はあくまでも目安です!


山ほどたまっていた参考書の功罪


睡眠時間と成績に関係はあるか


集中できる連続学習時間はどのくらいか


学習スランプ時のショック療法


勉強は自分のためにするものです


「ゆとり教育」が失敗した本当の理由


葦編三絶はもう死語なのか


自分の将来への投資!それが勉強です


世界の強敵に立ち向かう学力


勉強は日々の積み重ねがものをいう


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