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古文勉強法
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紫のひともとゆえに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る (古今和歌集 詠み人しらず)
「源氏物語」の紫の上の名前はこの和歌に由来するといわれています。
「むらさき草がたった一本生えているだけで、武蔵野の草花は全部いとおしく思われる」
このサイトのタイトルにも使用している「偏差値82・1」は、駿台公開模試の国語で獲得したものであり、席次は1位であった。後に芥川賞をとったO.Aさんもこの時受験していた。
国語の成績は”爆発型”で駿台で偏差値が80を超えることもあったが、古文における高得点がその原動力になっていたことは間違いない。
国語の試験ではいつも古文を最初に解答していた。
受験勉強に受験勉強法があるように、
試験にも得点術というものがある。
つまり、点の取りやすいところで確実に高得点をするというのがそれである。
これができないと偏差値UPは望めない。
具体的にいうと、国語でいえば古文、英語では文法問題と語法・イディオム問題。
ここでいい点が取れている人は偏差値も高くなる。
英語や国語で成績のよくない人は自分で調べてごらん。
ほぼ間違いなく、 こういった問題で満足な点が取れていないはずだ。
こういった問題で得点しないと、他の問題で高得点というのはかなり難しいよ。
もちろん数学が一番確実に点が取れるんだろうけど、得意な人にとっては。
国語は、現代文・古文・漢文とあるけど、いちばん偏差値を上げやすいのは古文だ。
おまけに古文ができるようになれば、漢文もできるようになる。
つまり、国語の偏差値を上げようとするなら、古文勉強に力を注ぐのが正解なのだ。
これは古文だけではなく他の科目についてもいえる事だが、
的はずれの勉強をしていても成績は上がらないよ。
国語の偏差値を上げようとするなら古文勉強に真っ先に取り組むべきだ。
なぜなら古文がいちばん点を取りやすいからだ。
だから、みんなも古文を得意科目にして受験勉強を乗り切ってくれ。
ヌルハチの勉強法を実行すれば、国語の偏差値も上がるぞ。
抜群の古文王が言うことだから信用していいぞ。
後は、実際にやるかやらないか、ただそれだけだ。
受験勉強はどの科目でもやった者勝ちの世界だよ。
平安朝の作品が読めれば、鎌倉や江戸期のものも基本的には読むことができる。
「源氏物語」や「枕草子」が教科書に出てくる理由のひとつがこれである。
「源氏物語」が読めるようになれば、たいていの古典は読みこなせるが、大学入試レベルの古文ではもっと平易なものが出題される。
理想を言えば「源氏物語」を読みこなせる古文読解力が望まれるが、
これにはかなりの時間を費やすことが必要となるため、
現実的な古文勉強の方法としてはより効率的なものが推奨される。
実際の大学入試に出題される古文問題の難易度を考えると、
古文単語集や古典文法の参考書を何回もくり返し勉強することによって、
古文問題に対応するのが賢明な古文勉強法といえる。
したがって、古文勉強は古文単語と古典文法の二つを中心にすえて進めることが望まれるわけであるが、
古文単語を覚えるときには勉強方法に注意が必要なので述べておく。
古文単語を覚える際の注意
例えば、古文単語を勉強する時には単語の意味を覚えるだけではなく、
一緒に出ている例文の意味も理解して勉強するようにしなければだめだ。
こうすることによって、古文の読解力も養うことができる。
短文を読みこなせるようになるだけでも、数をこなしているうちに古文に慣れてくる。
単語集には300程度の例文は載っているのでかなりの練習になる。
この古文に慣れるということが重要なのだ。
英語勉強法のページでも書いたけど、
古文単語も英単語や英熟語と同じように例文付のもので勉強するのがいい。
英語の場合のように丸暗記しろとまでは言わないけどね、古文の勉強では。
成果を出すには何事にもそれなりの努力は必要であり、正しい方法で勉強すれば古文克服も困難なことではない。
主要な古典作品を読んでしまえば、大学入試レベルの古文で困ることはないのだが、時間的に受験生には無理なので、次の三つに注意して勉強すれば勉強法としては問題はないだろう。
1 重要古文単語をおぼえる
2 基本文法を理解する 3 古今集などの和歌を覚えて学習の参考にする
古文勉強に際して、上記1と2は必須で、この知識がないと古文は理解できない。
肝心なところを押さえた上での勉強でなければ、せっかくの勉強も無駄になるということを認識しておいて欲しい。これはどの科目の勉強についてもいえる事だ。
例えば、こんな文章の意味がすぐにわかるだろうか。
むかし、おとこ有りけり。身はいやしながら、母なん宮なりける。
その母、長岡といふ所に住み給ひけり。 (伊勢物語八十四段)
これなんかも、古典の文章としては平易な部類に入るが、それでも古文単語と文法なしでは理解するのは容易ではない。
まず問題になるのが「おとこ有りけり」の「けり」だ。
なぜここで「けり」を使っているかといえば、物語の作者が実際にこの男を見て知っているわけではないからだ。だから伝聞を意味する「けり(~だそうだ)」を使っている。
次はもっと厄介でちょっと骨がおれる。
「身」は「身分」とか「官位」を表している。
「いやし」は「(身分などが)低い」という意味で、現在の意味とはやや違っている。
「ながら」は、「~であるけれども」という意味と「~のままで」の両方が可能であるが、「身分は低かったが」という解釈のほうがいいだろう。
「母なん宮なりける」は文法の出番。「なん~ける」で係り結びの法則。
この男の母親が「宮」、つまり「皇族出身」の内親王であったことを強調している。
在原業平の両親は阿保親王と伊都内親王であり、ともに皇族出身だったからね。
そして皇族出身である母親に対しては、「住み給ひ」と敬語を使っている。
この例文解釈を見ただけでも、いかに古文単語と文法が勉強の上で重要になるかがわかると思う。
古文単語と文法、この二つがあれば大体の用は足りてしまう。それが古文勉強の正体だ。
古文は日本語にあって日本語にあらず、一種の外国語と考えたほうが勉強しやすいかもしれない。英単語も英文法も知らなければ、英語が理解できないのと同じだ。
古文勉強法
1 重要古文単語をおぼえる
これが古文攻略の第一歩であり最重要事項。必要な古文単語をどれだけ多く知っているかで試験の得点が変わってくる。このことは英語を含め語学全般に言える。
重要古文単語あるいは必要な古文単語と云う表現を使ったのは、入試で出題される古文単語は大体決まっており、それを中心に勉強しておけば入試レベルの古文問題には十分対応できるという意味である。
これは市販されている「古文単語」で勉強すればいいと思うが、その際は以下に注意。
① 例文の意味を理解した上でおぼえる
単語の意味ばかりおぼえても、文章全体の訳もできないようでは
試験では役に立たない。
最初は例文をよく見て、意味を確かめてから2,3回読みなおすんだよ。
このことを、時間をおいてくり返しているうちに覚えることができる。
1回で覚えようとしてもそれは無理だよ。
何回もくり返すのが勉強法の極意だ。
② 現在とは意味の違っている古文単語に注意する
「おとなし」は「おとなしい」という意味ではない。
古文単語にはこの手のものが多いので、これをひとまとめにして覚える。
③ まぎらわし古文単語に注意する
例えば、「こころ」という言葉でも
「こころうし」「こころやまし」「こころもとなし」
「こころにくし」「こころづきなし」
などがあるが、それぞれ意味が違う。
こういった古文単語も整理して覚えるとおぼえやすい。
2 古典文法を理解する
これも古文勉強では大事だね、試験問題では文法知識のあるなしをずばり訊いてくる。
具体的に言うと、「動詞の活用」 「助動詞」 「助詞」あたりだね。
この三つは出るのがあたりまえと考えて、徹底的に勉強だね。
これは英語の熟語の勉強と同じで、知らないといくら考えても答えは出てこないよ。
逆に言えば、知っていれば答えはすぐ出るという事。
「傍線の部分には文法的な誤りがある。それを指摘せよ。」
こんなのよく出るでしょ。こういうのは、文法的知識があれば解決するものがほとんどなので、上に上げた三つは必ず勉強しておくこと。
3 古今集などの和歌を覚えて勉強の参考にする
これは「枕詞」とか「修辞法」の勉強になるという意味もあるけど、
日本人としての「教養」だね、「教養」。
古文単語
コブタン 56の例文で効率的に身につく古文単語333(難易度2 推奨度4)
56の短文の中で333の古文単語を覚えさせてしまうすぐれもの。
短い期間で復習をくり返せるので単語の定着率が高い。
苦手意識の強い人の勉強に最適の古文単語入門書だ。
読んで見て覚える重要古文単語315(難易度3 推奨度5)
覚えやすい単語集。
使い込めばセンター試験にも十分対応できる。
実戦トレーニング古文単語600(難易度3.5 推奨度5)
古文を得意科目にしたい人あるいは古文難関校向けの古文単語。
単語数が多いので大学入試古文には困らない。
読み解き古文単語 改訂版(難易度3.8 推奨度5)
単なる単語集ではなく読解力向上にも役立つ。
中級者以上向き。
古典文法
富井の古典文法をはじめからていねいに(難易度2 推奨度4)
本当の基礎から文法を勉強することができる。
古文の苦手な人向き。
正しく読める古典文法(難易度3 推奨度5)
古典文法はこれ1冊で勉強できる。
本気でやる気のある人向き。
古文読解
古文読解教則本 改訂版(難易度3 推奨度5)
古文得意を目指す人への良書。
古文解釈には欠かせない助詞・助動詞・敬語を難易度順に勉強できる。
偏差値UPが期待できる1冊。
読解古文問題集 (難関大編)(難易度4 推奨度4)
古文難関大学用問題集。
上級者用。
古文解釈 はじめの一歩(難易度3 推奨度4)
文法を勉強した後の1冊。
大鏡(難易度3 推奨度5)
「大鏡」は古文勉強には最適の教材で、
古文単語や文法も同時に学習でき、何よりも読解力がつく。
古文に慣れるという目的が達成されるばかりでなく、
基本的な文法や古文単語もかなり習得できるはずだ。
伊勢物語(難易度2 推奨度4)
「伊勢物語」も好きで全部読んだけど、
文章が平易なので、初級者向きだ。
最後に動詞の活用の勉強も含めて。
ゆく蛍雲のうへまでいぬべくは秋風ふくと雁につげこせ
(伊勢物語 四十五段)
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