ホーム >英語 >英単語英熟語 >ラッセルが教えてくれた英語stigma
B.ラッセルが教えてくれた英語のひとつに、stigmaという単語ああります。
彼の数々の著作に頻繁に出てくる、
この単語の持つ意味とは、
どのようなものなのでしょうか。
学生の頃に、
バートランド・ラッセルの書いたものはかなり読みましたが、
そのなかで頻繁に用いられていたのが、
このstigmaという英単語でした。
ラッセルの著作を読めばわかることですが、
ラッセルのような大知識人でも、
言葉に対する好みはあったようで、
好きな単語は頻繁にその作品中に出てきていました。
このstigma[stígmə]は、
「汚名、恥辱、傷跡、あざ、（キリスト教） 聖痕(せいこん)、（植物）柱頭」という意味を表しますが、
ラッセルの著作のなかでは、
主に「汚名、きず、聖痕」の意味で使われていたようです。
何しろ、何回も何回も、
くり返しお目にかかった単語なので、
すぐに覚えてしまいました。
英語、英単語の中でも、
思い出深いものの一つです。
主な用例を掲げておきますので、
確認しておきましょう。
social stigma 社会的不名誉
He tried to remove the stigma of being a
liar. 彼は嘘つきという汚名をそそごうとした
hereditary stigma 遺伝兆候
lingering stigma 消えない汚名
eradicate the stigma 汚名を取り除く
stigmata （名）stigmaの複数形
stigmasという複数形もあるので注意してください。
Let's remove the stigma of the tailender.
最下位の汚名を返上しよう
avoid the stigma of ～の汚名を避ける
この単語も英検1級レベルのものですが、
難関大学の入試では出題される可能性があります。
また、学術的な著作や時事英語でも使われますので、
この段階で覚えておく方が得策と思われます。
なお、キリスト教でいう場合の聖痕とは、
聖人の身体に現われた、十字架上のキリストの傷と同一形状の傷や痕のことです。
この意味でも多用されます。
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